体外受精

他の方法で妊娠できない場合、体外受精の適応となります。体外受精(通常法)は精子と卵子を培養液という薬の中で受精させて受精卵をつくり、それを再び子宮内に戻すという方法です。本来は卵管が詰まっている或いは切除されてしまった女性が第一の適応でした。体外受精(通常法)により不妊治療は飛躍的に発展しました。現在では体外受精の適応は卵管性不妊症に加え、乏精子症、免疫性不妊症(抗精子抗体)さらに原因不明の不妊症も適応になっており、日本では体外受精で年間1万人以上の赤ちゃんが生まれています。

体外受精の副作用

体外受精でできた赤ちゃんが奇形児や異常児になる確率は、幸い自然妊娠と変わらないと報告されています。また採卵を受けた女性は針を刺した影響で、腹腔内出血、腹膜炎、血尿などがまれに発生したり、排卵誘発剤の影響で卵巣過剰症候群が発生して入院加療を要することがあります。

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